ShinMakita

羅小黒戦記 ぼくが選ぶ未来のShinMakitaのレビュー・感想・評価

1.6
森で暮らす黒猫姿の妖精シャオヘイは、ある日人間たちの伐採・開発に追われて彷徨うことになる。そんな彼を拾ってくれたのは妖精フーシーの一派。彼らは新たな森を住処にしていた。だがシャオヘイがその住処に着いた翌朝、金属を操る術を使う人間・無限が襲いかかってくる。フーシーたちは辛くも逃げのびるが、遅れたシャオヘイは無限に捕らわれ、アジトである「館」に連れていかれることになった。何とか無限の元から逃げ出し、フーシーたちと合流しようとするシャオヘイだったが…


「羅小黒戦記」。

以下、根太晴戦記。

➖➖➖


アニメ嫌いな俺ですから、技術的なことはさっぱりわからない。ゆえにアニメとしてのクオリティについて云々言うことはできないんだが…

これさ、アニメーションというよりは動く漫画、という感じがしたな、俺。

確かにシャオヘイは可愛いんだけど、カットの割方がどうも立体的に見えなかったんだよなぁ。星里もちる風の顔したキャラが並んで表情も乏しいし、細田守やディズニーの3Dアニメしか観てないような素人には、凄くおとなしく感じたんだよね。しかしこれが悪いってわけじゃなく、妙な懐かしさを持って受け入れやすかった。ピクサーをマイケル・ベイに喩えたら、本作はヴィム・ベンダースみたいな感じ?

あと、作品テーマである「人間と妖精の共存」って、お題目は立派だけど、先住民に対するアメリカ、モンゴルに対する中国のメタファーみたいでなんかゲンナリ。独立したがるフーシーは果たして悪なのか、テロリストなのか。

館までの移動が異常に長いことや、リアルとファンタジーの境界が曖昧過ぎて混乱するとこは、俺の個人的マイナス。
ShinMakita

ShinMakita