予告編を劇場で見て随分と期待して見物に行きました。
残念だったは二点。
①夫の描き方にはっきりした思い切りがない。いい人にもいい加減な人にもどうでもいい人にも見える＝見せる演出。作家は逃げを打ったように見えます。
②布団叩きおばちゃんにリアルが感じられない。虫の描写に頼り過ぎたんだと思う。彼女の夫と亡くした子どもとともに、３人に、あまりにいい加減な飾り物のような人物設定を与えちゃ可哀想ですよ。
この二つが、表裏となって、結局はヒロインの浅薄さを表現することになってしまった元凶なんじゃないかしら。
設定はすごくおもしろいのに、なんでこんなに底の浅い話になったんだろうって考えたらこの二つに行き着いたんですが…。
