アヤネ

悪なき殺人のアヤネのネタバレレビュー・内容・結末

悪なき殺人(2019年製作の映画)
4.8

このレビューはネタバレを含みます

2023年3本目。
ヤギをおんぶしてる冒頭から、お前だったんかーい!というラストまで、ずーっと惹き付けられっぱなしだったなぁ。やー、すごい、面白かった!
ひとつの長編として完成されきってるけども、いくつかの短編の詰合せとして見ても秀逸で、ひとりひとりのエピソードがすごいよく出来てた。いや、もうほんと、面白かったですしか言えないんだけどこの映画。すごい。
あとぜんぶ観終わったあとだとアリスの痛々しさがすごいよね…なんつーか…なんかこう、可哀想だよね。誰にも顧みられてない感じがして、その…。いや心身ともに無事だったんだからなによりなんだけどさ。
エヴリーヌとマリオンの関係性が個人的にすごく好みな感じで良かったな。似たような感じの『キャロル』はそうでもなかったんだけど、なんでなんだろ。マリオン立ち直って強く生きてくれ。
あとミシェルの役者さんにマ・ドンソクみを感じてちょっとにこにこしてしまった。いやまぁ、よりにもよってなんでおまえだけ最後ちょっと救われてんだみたいなのはあるけども。フランス映画ってほとんど見た事ないけど、有名な方なのかしら。機会があったらチェックしてみたいなー。
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