ミックスかりんとう

わたしの叔父さんのミックスかりんとうのレビュー・感想・評価

わたしの叔父さん(2019年製作の映画)
3.3
映画がはじまって10分ほどセリフがなく、ただ主人公と叔父さんの暮らしが映される。

不機嫌なの?ってくらい2人の会話がないけど、それがおそらく自然で、ドキュメンタリー映画を観てるみたい。

余計なモノのない家、農場、日本では馴染みのない言葉遊びのボードゲーム。「かもめ食堂」みたいな感じじゃない、田舎の北欧の空気感が伝わってきた。

物語は、なにかが起きつつあるがずーっと続く。あとちょっとで映画っぽくなるというか、なんかそんな状態が続いて、わずかながら変化は起きているんだけど、本当にわずかだから見てるともっと欲しくなってしまう。

最後、急に映画が終わって、あれどうなったんだろうと考える余地がだいぶある。
もしかしたら主人公はそこを離れるかもしれないし、これからもずっと叔父さんと一緒なのかもしれない。

変わらないことも、変わることと同じくらい尊く、大変なことだなと感じた。

ゆっくーり流れる映画に少し長いなと感じてしまったのでこちらの点数です💁‍♂️