chiho

わたしの叔父さんのchihoのレビュー・感想・評価

わたしの叔父さん(2019年製作の映画)
3.9
ここで終わりか!

昨日観たペトルーニャと同じくリアルだけど、なんとなくこちらは好きだ。
ただ単に私が偏屈なのだろう。
意外と酪農のスタイルが日本ととてもよく似ている気がするのは気のせいだろうか。
見たことしかないが、雰囲気はとても近い気がした。
でも、収穫もしてたんだけど、牛もやって畑もやってるの?2人で⁉︎とちょっと驚く。
しかも、叔父さんというタイトルだが、悪いけどおじいさんの間違いである。
よほど彼女は仕事ができるのだ。
それが彼女の叔父さんに対する過干渉さから、彼女が完璧主義なところもうかがえる。
自分の思い通りにいかず、変わろうとするも、あっけなくくじかれる。
依存はされる側とする側が同じくらい強力でないと成り立たない。
案外、彼女の方が叔父さんよりも依存度が高いだろう。
過去のトラウマなのか、彼女の性分か、それとも、自分を引き取ってくれたという思いからか…いや、全部か。
いつか変わらなければならない時が来るのは確実だけど、その時まで彼女はこの生活をすると決めたようだ。
で、ここで終わりか。
そんなもんか。
空が日本と違って良い。
chiho

chiho