punk親父

フル・モンティのpunk親父のレビュー・感想・評価

フル・モンティ(1997年製作の映画)
4.0
「リトル・ダンサー」
「フル・モンティ」
「ブラス!」

この3つは「英国第二次産業哀史三大作」と勝手に命名してるんだけど、
それぞれ違う趣で良作揃い。

で、このフル・モンティ。
不況で親父は失業、家族がいるのに金がない。なんとか稼がねば…とふとしたきっかけで男のストリップに目をつけることに。

上記の他の2作と違って重苦しさ少なめ、
馬鹿馬鹿しいこと奮闘する父となんだかんだでそんな親父について行く幼い息子と妻を含めたおばちゃんたちを温かくコミカルに描いています。
人間追い込まれたら、何にでも食らいついていけ!そうすれば道は開ける!ただじゃ転ばねえぞ!と言う逞しさとしたたかさを感じます。閉塞感打ち破るには、時にはこのおばちゃん達みたいにストリップでも見て馬鹿騒ぎするのもありだ!

ノリのいいディスコミュージックも○。
トレスポとは全然違うR・カーライルもさることながら、この時代の英国映画らしく各キャラがいい味出しているのもポイント高い。

なんか元気が出る映画です。
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