J四郎

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホームのJ四郎のレビュー・感想・評価

5.0
MCU移籍後三作目のコレです。
前情報をほとんど入れずに今回はマルチバースやるんや?くらいの軽い気持ちで観に行ったんですが。いやコレはエンドゲーム並みに滅茶苦茶ヤバい映画じゃないですか。
未見の方は俺のレビューも含めて何の情報も入れずに鑑賞することをお勧めしますぜ!

特にサム・ライミ版から約20年に渡り観て来た体験があると、まさに奇跡のような一品ですなぁ。オリジナルキャストがまさかあれだけ出演してくるとは!

ネタバレ的なモンを書くのも野暮なんで避けますが。サム・ライミ版三部作とアメイジング二作を観ているかどうかで評価が変わって来るんかもね。MCU版のみだと、え?コイツ誰?とか感動できるポイントもさっぱり解らんと思います。ま、反面クソ面倒なヤツかもな。

個人的には例のヤツらのネタ満載のスパイダートーク(?)や、自虐的かつメタ的にもいじられキャラなアメイジングさんがツボだった。しかし今作のヒロインのピンチのシーンがメチャ熱かったりと。あんな救済の仕方があったとは驚きでした。あんなんされたら鳥肌立ちますって。

冷静に考えるとお話はハチャメチャで、この事件も結局ピーターお前のせいちゃうんかいッ?とツッコみどころも満載。でもそんな欠点すらぶっ飛ばすお祭り感!ストーリー重視なら評論家サマのおススメする映画へ行ったほうがよろしいでしょう。

ある意味、実写版スパイダーバースとも言える今作。繰り返されたリブートをマルチバースと捉えたのは見事でしたね。マルチバース要素は楽しみなんですが、ますます初心者にはついてイケんようになるんでは?(特に日本では)と懸念もありますな。
J四郎

J四郎