このレビューはネタバレを含みます
スパイダーマンシリーズには身近な人の死が必ず訪れるんだなぁ。
スパイダーマンがヒーローとして成長する過程に死と向き合わなきゃいけない時が必ず来る。
サムライミ版での名言「大いなる力には大いなる責任がともなう」はスパイダーマンシリーズ全作で共通のキーワードなのかな。
特別な力を持つ者が、その力をどう使うか?身近な人の死によって心が乱れて、怒りのままに力を敵に向ける。
怒りや欲望に飲まれる、それはグリーンゴブリンと一緒。例えそれが正義の鉄槌だとしても自分の弱さに負けてしまっている。
スターウォーズでダークサイドに落ちるパターンた。
今回の作品で、過去作の主人公たちがそれぞれ自分達の経験、過去の過ちを現ピーターにバトンを渡す形で伝えていくシーンは感動した。
怒りに飲まれそうな現ピーターを悟す初期スパ、過去にMJを亡くしたアメスパは、今作では現MJを救うことができた。
本当の意味で現ピーターがスパイダーマンとしてのスタートラインに立った作品だと思う。
自分で起こした大きな問題を、最終的に自分でケリをつけ、孤独になってしまったが、親愛なる隣人として世界を救った。
この先の展開に期待!