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罪と罰のotomのレビュー・感想・評価

罪と罰(1983年製作の映画)
4.8
ナポレオン主義とかどこ行ったって具合で、脚色が大胆と云うか若干話が変わってる気もしなくはないけども、原作を削ぎ落として尺に収めた上で要所は抑えてる。もはやドスト氏ってよりカウリスマキ印に仕上げてるあたり、26歳デビュー作にして音使いも含めて既に出来上がってる印象。良心に苛まれて額に汗かきながら妙な行動に走るラスコーリニコフ描写とかの再現度も流石。マッティ・ペロンパー若いな〜。
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