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きみの瞳(め)が問いかけているのamuのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

うわーーん!泣


何から何まで油断した。
泣かせにかかる系恋愛映画はツッコミ番長と化す奴こと私が、とんでもなく抱きしめたい系ストーリーでした。(もう自分を責めないで!!!という意)

これでもかと二人の幸せを妨害してくるものだからもう暗転の度に心臓バクーなって、これで(話)終わらないでくれ~!!!とその度にめちゃくちゃ祈ってしまったよ。

吉高ちゃんの会社の人(野間口さん)もそうだけどさ、一生懸命働いて、なんでもない日常にこそ小さな幸せを感じて生きている(というか、その小さな幸せすらも自分は感じちゃいけないんじゃないかと常に自分を責め続けてる)そんな人にさ、自分本位かつ性的な欲だけで近づいてきたり、手を出してきたり、もう本当に色々としんどかった。いつ野間口さんがあの時の恨み!っつってラストでナイフ持って背中刺してくるんじゃ無いかとヒヤヒヤしたよ。(背中にナイフ刺してきたけど、それは野間口さんでは無かったが。)普通な野間口さんのどちらにでも転べる感じが今回は狂気の方で、野間口さん(役者として)恐ろしい人…!と思った。(めちゃ褒め)

そして今回、何の気無しにこの作品を選んで観たのだがまたしても私の世界が広がってしまった。そう。今更ながらの横浜流星である。

ぬかったわーー、まじで。
なんなの。死ぬほどかっこよい。なんなの。(2回目)

静の時と、動の時のギャップ。
普段のゆるい感じと、キックボクシングの時のギャップ。
服着てる時にはわからなかった美しすぎる筋肉……
1ラウンドKO負けです。(私が)

そんでもって、そんでもって、我らの吉高ちゃんの横道世之介ばりの可愛さたるや。もう今作で確信した。吉高ちゃんは何演じても可愛いよ。

そんなわけで吉高ちゃんのこともめちゃくちゃ抱きしめたくなったし、横浜流星も抱きしめたくなったし、目が見えるようになって、自分を責めるのももうやめて、二人手を取り合って、ストーリー展開がベタだろうがなんだろうがもうなんでもいいから再会して欲しかったし、幸せになって欲しいと心底願ってしまった。

横浜流星がいた孤児院のシスター(風吹ジュンさん)が言った「あなたを許してないのはあなただけよ」的なセリフがまた心にギューんと刺さった。それに風吹ジュンさんに微笑まれたらなんか泣いちゃうもん。

いやぁ、、クライマックスでのすれ違いは手に汗握る思いというか、まじで「百万円と苦虫女」みたいなラストだけはやめてくれよ(半泣き)、、と祈りながら観てて、オルゴールから流れる思い出の曲も相まってうぐぐ…と涙で画面が見えないほどだった。

欲を言えば、幸せに二人で暮らす姿を見たかったので、蛇足と言われようとも私はエンドロール後にスクと三人でのウエディングフォト的なものが見たいという願望があったのだが(映画としてはめちゃくちゃダサいが)、ひとまず「百万円と苦虫女」のようにはならなくて安堵した。

続編なんて描き用も描く内容も無いのはわかっているけれど、とにかく二人の幸せな様子を拝みたい思い。プライベートで付き合ってて欲しいくらいです。ふぅ。

おまけ
吉高ちゃんの目が見えていない時に、吉高ちゃんがずっと横浜流星のことを「ブスなおじさん」と思い込んでいたり、思ったより若かったけど「でもブス」と思い込んでいたことの伏線回収待ち(ぇ…かっこいい…!)をひたすら待っていた身としては、そこには触れないんかい!と残念でならなかった。なによりまずやっと顔が見れたことに重きを置いて欲しかったという意味で、決して、ブスじゃない…だと…!?というコメディ要素を欲したわけではないです。
amu

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