ワイカ

フィッシャーマンズ・ソング コーンウォールから愛を込めてのワイカのネタバレレビュー・内容・結末

3.8

このレビューはネタバレを含みます

 暖かくてじんわりくるとても良い映画でした。

 ロンドンの音楽マネジメント会社に勤める男性マネジャーが、英国南西部コーンウォールの田舎街に会社の上司たちと旅行中、地元に受け継がれる舟歌を歌う漁師のオッサングループに出会い、上司の意地悪な冗談を真に受けて契約したら、徐々に漁師たちと絆が生まれ、曲もヒットしちゃうという嘘みたいな実話ベースのお話。

 作風はイギリス映画特有の野暮ったさはあるし、雰囲気がクサいしで、最初はちょっと不安になったけど、観てるうちにだんだん面白くなりました。苦労やいざこざを経てデビューやヒットに結びつく展開はベタだけど、実話ベースってことで素直に感動できました。
 
 こんな話がホントにあったなんてすごいなぁ。あの街にちょっと行ってみたくなりました。あのパブはまだあって、あのマネージャーの人はまだ住んでるんでしょうか。

 残念なのは、マネージャー役の人のルックスがあまりにもかっこ悪かったこと。主役なんだから、もうちょっとマシなルックスの人を起用すれば良かったのに。サイモン・ペッグ辺りにやってほしい役だった。配役がよければ4点はあげたかった。
ワイカ

ワイカ