いけいけアイライン姉さんの色仕掛けでFBIがいとも簡単に機密情報売ったり、嵌めようとする捏造捜査があったり、ここまで露骨だと疑念を覚えた。
案の定、一方的にマスコミを悪者へ仕立て上げる演出に対し、名誉毀損で裁判沙汰になっている模様。サムロックウェル演じる口の悪い弁護士が善き人(正義)のように描かれているが、事実ではアイライン姉さんのモデルである女性記者の自殺へ影響している。
主題であるメディアリンチや善悪二元論の描写がぬるい。『空白』『由宇子の天秤』の新作邦画2作の方が圧倒的にエッジが立ってる。
この手の断罪系社会派映画はノンフィクションをネタにすると、極端な加害者・被害者を生んじゃう可能性が高くセンシティブだなと感じた。