Eryyy678

劇場版「鬼滅の刃」無限列車編のEryyy678のレビュー・感想・評価

4.5
剣技に織り交ぜた炎や水の表現。このような漫画的なギミックを使った戦闘描写においてここまで迫力を表現できるアニメ映画は、ここ数年私が観た中で最高品質かもしれません。迫力というか、もはや美しいという領域。

快楽殺人鬼?的な敵キャラも、劇場版に相応しい変態キャラそのもの。やはり悪役は、あれぐらい同情の余地がないほうが良いです。

原作の設定ありきで話が進むため、原作を全く知らない人からすれば、理解の及ばないところがあるかも。私はアニメしか知らないクチですが。

ただでさえ強い鬼殺隊の面々よりも、更に強い鬼の描写とか、とかく強者同士の戦闘描写が絶妙な匙加減で描かれているため、「僅かな力の差」が雌雄を決する緊張感。それが端的に伝わりました。

序盤は少しダレたけど、終盤の怒涛の戦闘シーンで一気に引き込まれた。超話題作というバイアスを抜きにしても、単純に面白かったです。
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