MoD

劇場版「鬼滅の刃」無限列車編のMoDのレビュー・感想・評価

3.9
原作をしゃぶり尽くすように読んであるから別に観なくてもいいやと思ってたんだけど流行りに乗って行ってみた。

この漫画が好きな理由は物事を極めるまでの精神を表す台詞が至極真っ当な点。それを最も端的に表していて、作中最も好きな台詞がラストシーンに待っているのをわかっているからほぼそこ待ちの状態。

結果、過不足のない原作準拠な映像化だった。無限列車はそもそも陰鬱でキモいから期待してなかったんだけど、この映画一番最初の炎の呼吸:篝火が無限に増えて線になっていく、が凄く良かった。展開的には夢の中だったけど。

夢自害の、夢じゃねえ!はこの漫画の戦闘シーンの中でも五指に入るくらい好き。だからこそ、現実⇄夢にもっとスピード感があってもよかったな、と。
この漫画、スピード感がめちゃくちゃ大切なので今後の映像化でもどうかよしなに。(判断が遅い/岩を切るシーンは場面転換遅すぎ)

あかざ戦、期待通り良かったけど無限列車から話が続いてるせいで煉獄の技パターン、少ないなと思った。

で、ラストシーン。一番好きな台詞群(要約)
「打ちのめされても時間は止まらない」「前へ進め」
「何か一つできるようになってもまたできないことが・・」
「やるしかねぇだろ」
は申し分ない出来で満足しました。

あとこの映画、女性ファンがめっちゃ泣くよって聞いていたので楽しみに待っていたら女性に限らず周りがみんな泣いてて嬉しくなっちゃった。だから連載時から言ってたじゃん、この漫画凄いよって。隣のおばあちゃんも泣いてて覇権を取る映画の片鱗を見たね。正直自分も危なかった。

----
追記:TV放映時、CM多すぎ
MoD

MoD