イバ

権力に告ぐのイバのレビュー・感想・評価

権力に告ぐ(2019年製作の映画)
3.6
「韓国映画は成熟しているな」という印象を改めてうけた作品だった。

2011年に起きた金融スキャンダルを描いていたが、社会派作品でありながら娯楽性もきちんとあり見応えがある。
あとは今まで韓国映画でも見られた、性差別的な発言がほとんどなくて驚いた。いまだに男性優位であろう法曹界にいる女性に対してセクハラと思えるセリフがなく、ストーリーの一部として男が体に同意なく触ったシーンでもそれが間違った行為であるときちんと表現していた。

また、チョ・ジヌンはじめ出演俳優たちの演技も素晴らしい。

世情を反映しながら社会的問題を取り上げる。
韓国映画界の映画に対する「芯」を感じた作品だった。
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