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ラーヤと龍の王国のTakahisaHaradaのレビュー・感想・評価

ラーヤと龍の王国(2020年製作の映画)
3.7
オリジナル作品、ロマンスなし、人を信用できない・素直になれない人物が変わっていく話、とか「モアナと伝説の海」と共通点が多いしテイストも似てたなと思う。シスーのキャラクターはジーニーとも共通点が多かった。本作の場合は東南アジアに近い舞台設定。

行く先々で仲間を増やしながら「龍の石」のかけらを集めていく王道アドベンチャー。主人公ラーヤ含め、仲間になる面々は皆ドルーンによって家族を奪われていて、疑似家族が戦う話でもある。
猫が狂暴でドラゴンが落ちこぼれでおちゃらけてる、赤ちゃんが実は詐欺師、みたいな意外性ある設定が楽しくて良かった。

ファング侵入計画のブーン案のシーンは、コミックっぽい映像がかっこよくて印象に残った。
ラストで解放された龍たちが登場するシーン、シスーの兄弟とあと数匹ぐらいかと思ってたらめちゃくちゃ出てきてヨッシー軍団みたいで笑った。
観た後で調べたらラーヤの戦闘スタイルはカリがベースとか、プンチャック・シラットがベースとか、東南アジアにルーツのあるものが挙がってたけど実際のところどれなんだろう…見ても判別できないけど気になる。