このレビューはネタバレを含みます
戦場も戦闘シーンも出てこない戦争映画。
マーシャのイーヤに対する要求が衝撃的だったが、結局それを受け入れるイーヤにも驚かされる(しかもイーヤは同性愛者らしき描写があるのでなおさら)。
PTSDで精神も倫理観も壊れてしまった2人の、共依存関係ということなのかな…
ブルジョワの一家、特に母親は最初善人のように映し出されるが、後半でその本性が明らかになり恐ろしい。彼女のボンボンの息子をたぶらかすというのは、戦争に行かずのうのうと暮らしている、偽善的なブルジョワに対するマーシャの復讐なのだろうか。