終戦間近のソ連の元軍人女性を主軸に描いた作品。戦いのシーンはなく、繊細な映像で女性たちの心情を静かに表現し、文学的に読み解くような内容だった。
かなり独特な雰囲気であり、外面的には見えづら…
重かった。
現実逃避してしまいたくなるくらいの内容で、観ていて安心感が損なわれた。
突発的な発作が出てしまったシーンは、平凡な日常であれば大事件だけど、この状況では常並。ところどころに散りばめられ…
二人は戦場でどんな働きをしたのか、分からず。最後の屋敷の中でのシーンでは戦場の慰安婦みたいな事を語っていたけど、どうなんだろう…🤔💭
戦友の彼女だとそんな仕事は無理だろうし、実際に戦闘に加わってい…
仮縫いのドレスを纏って狂ったように部屋で回り続ける女帰還兵。
そこから先の場面は少し胸が詰まる。
一瞥で拒絶の態度を取る恋人の母親、服を捲って腹の戦傷を見せてもいいのに、相手の決めつけに乗って偽悪…
終戦直後のレニングラード。子を産めない女と、その女の、子を死なせた女。ふたりのドラマ。執拗なまでの赤と緑の絵に酔い、画面は手持ちのカメラにぐらぐら揺れる。重くべっとりとした映画。戦場で戦っていた女性…
>>続きを読む目に見えない戦争の傷跡はある意味で肉体の負傷よりも悲惨なものかも知れません。
勝者も敗者も関係なく、精神のトラウマは皆共通するもの。
その中からいかにして希望を持てるか、それを考えさせる深い作品です…
冒頭のとあるシーンがあまりにもショッキングかつ、誰も責めることができずただ苦しい。
安楽死を選ぶ夫や街を発つ院長と、PTSDに侵されながらもその地での生を諦めないイーヤとマーシャの対比が印象的だった…
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