SNSで若い女性になりすまし、元カレの友達に近づくクレール。
最初の思惑とは異なり、その世界にどんどんハマっていき…というありがちなストーリーかなと思ってたら、後半から急展開。
ミステリーともサスペンスとも違うけど、人の心理を巧みに描いていました。
これはとても複雑…
同じ女性として、なんとも眠れなくなるような問題でした。
そしてジュリエット・ビノシュだからこその重厚感と説得力。
クレールは、50代とはいえ一見なんでも持ってる女性なのに、心は虚しさでいっぱい。
過去の傷って、どう癒していくのかは自分次第なんだろうと思います。
それから、自分のことは自分でしか癒せない。そう思いました。
結局みんな自分の頭の中の世界で生きてるんだもんね。