50代の大学教授が、若い恋人にフラれ、その寂しさからSNSで24歳の女性に成りすまし、元彼の友人とのバーチャル恋愛にハマっていく様をカウンセラーに話す形で進んでいく。
嘘に嘘を重ね、会いたいとせがまれ
会いたいけど会えない状況。
もうバカなことはお止めなさいと言いたくなったが、実際今の世の中こういうことって本当にあるんだろうと想像した。
老いることに抗い、若さに嫉妬する。元彼も嫉妬から嘘をつく。
「見捨てられることが一番怖く、幻想でもいいから優しくされたかった。」というクレール。
後半の妄想部分も加速して、
狂気とか頭がおかしくなってるとか思ったが、それもまたありそうな話でもある。
そもそもそうなった理由もきちんと描かれていたが、さすがにあのラストは私はゾワッとした派。
フランス語が似合う極上のサスペンスだった。
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