じぇいらふ

ようこそ映画音響の世界へのじぇいらふのレビュー・感想・評価

ようこそ映画音響の世界へ(2019年製作の映画)
4.0
『すばらしき映画音楽たち』の流れで観たのですが、こちらの方が作品がバラエティに富んでてて面白いですね。年代毎、次々に名作が惜しげもなく出てくる出てくる。
オーソン・ウェルズのラジオドラマ『宇宙戦争』から映画『市民ケーン』への革新とか。
ハリウッドだけでなく、現代音楽のミュージックコンクレート流れや、ゴダール『勝手にしやがれ』。
コッポラ、初期ジョージ・ルーカス音響技師ウォルター・マーチの功績。
映画だけでなく、音楽の革新、モノラル→ステレオ→サラウンド→5.1。ドルビーの話。バーブラ・ストライザンド✨

『スターウォーズ』音響デザイナー、ベン・バートの紹介のあたりはやっぱり燃えるなあ😆✨ジョージ・ルーカスが音ひとつひとつにこだわっていたのがよくわかる。『スターウォーズ』は効果音だけでわかるくらい、独創的だからね。チューイの声を出すクマ🐻かわいい笑

デビット・リンチ『イレイザー・ヘッド』『エレファントマン』、コッポラ『地獄の黙示録』ピクサー作品等々。『トップガン』の戦闘機の音と映画の音の違いの話は面白い。これが意外に女性音響技師。女性が多いんだね。

効果音はコンピュータでなんでも作るかと思いきや、未だにアナログな特殊効果音を手作りで“演技”するフォーリーの世界とか好きだな😆

これは音響のしっかりした映画館で観るのが一番いいかもですね。無声映画から最新の作品までの音響の変化を、実際に体験できるので。