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白頭山大噴火のIPPOのレビュー・感想・評価

白頭山大噴火(2019年製作の映画)
3.7
韓国映画鑑賞600本目として選びました!

数々の韓国映画を見まくってきた中、現在の韓国映画の隆盛のど真ん中にいるハ・ジョンウ、イ・ビョンホン、マ・ドンソク共演作を見られる喜び。

どんだけ金かかっとんねん×100 的な大袈裟な大作。北朝鮮と中国の境界にある火山が大噴火。朝鮮半島、未曾有の危機!で、そこからがこの流れ

・活火山のため噴火はその後何度も止まらない、その度に大地震発生

・韓国政府、唯一の手立てとして作戦決行!

・それ、どんな作戦よ?火山に核爆弾ぶち込んで火山の地盤にダメージ与え、火山自体を弱体化させんだよ!

・ふーん、核爆弾ね!え、!?核爆弾、どこにあるの!?

・北朝鮮から強奪して火山まで運んで地下にぶち込むのさ!!お前ら頼んだぞ!現地ガイドとしてやっべぇスパイが居るから、そいつに案内してもらえや!

という内容。

しかもパラシュートでたまたま北朝鮮に不時着するという、某大ヒットドラマのオマージュとかしか思えないスタートダッシュ。不時着させる必要性絶対無いだろ!!

北朝鮮の街並みを廃墟として描き、韓国の作戦を邪魔する悪しき存在としてアメリカ軍を描く…韓国にとってうとましい二大国をこれでもかとばかりに作中でズタボロに。…うーん…爽快に失笑。

極めつけは核ミサイルから核を取り出し何十時間も運び続けて、火山にぶち込むって…どんだけ放射能被爆しとんじゃいハ・ジョンウ、障害残るレベルの被爆量だろ!
核ミサイル、核爆弾を軽く見過ぎじゃないか!!!??
ま、大掛かりなフィクションですものね。

ドラマ「スタート・アップ」の好演冷めないペ・スジがハ・ジョンウの臨月の妻役なんだけど、ありがちな感じでざんねーん!妻っていうより、結婚を誓った婚約者くらいが良かったな。

まぁ色々な韓国映画あるあるを詰め込んだ最強な大掛かり大作でした。
韓国映画界ピカイチの「あきらめない男が似合う俳優」ハ・ジョンウは健在。
でも演技大賞なのは、イ・ビョンホン。『KCIA』とは全く異なる難役が見事。

ごちそうさまでした。
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