どーもキューブ

カサブランカのどーもキューブのネタバレレビュー・内容・結末

カサブランカ(1942年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

カサブランカ!愛の光


マイケルカーティス監督。
 
幼少時ベータ録画ビデオがあった。
今まで十代の頃から三回挫折。

たどり着いた三十路にして素敵な瞳の光に出会えた。

おきにいり映画「恋人達の予感」でハリーとサリーが夜中のテレビ放映映画を見ながら電話する素敵なシーンの作品が本作。

カサブランカで酒場の店主、ハンフリーボガード。

クールで取っつきにくいけど人情家。

活動家の恋人として彼の店に来たイングリットバーグマン。

実は二人は逢ってはならぬ過去が今紐解かれる。

素晴らしい音楽。

中盤まではヨーロッパ映画のような風情。

本作は何気に瞳を交わしあう映画だ。

言葉無く瞳の「アイズ」が飛ぶ。

二人の魅力、脇役端役のデリケートな描写、ボガードのクール男爵。

バーグマンの素晴らしい清楚でミステリアスな美しさ。

名作には「理由」が必ずあるんです!

僕には長い道のりでした。

正直まだ見るの少し早いかな?

とも思わせる奥深さ。

老年期にまた見ると違うとも思った。

それぞれの瞳の先に抱かれた愛がカサブランカで今花開く。

バーグマンの胸と耳のアクセサリーの光が「ピカッ」と光る、それは本作を象徴する奥深いいろんな愛の光に見えた。

相手を愛する光、祖国を思う光、自分を思う光。

カサブランカの光!

白黒だけどあなたにも光ってほしい!

皆様の映画愛に乾杯!
どーもキューブ

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