役所広司があまりにも年齢にしては全てにお手入れをし美しい男なので、なんとなく現実味に欠けたけど、それでも色々と日本の今の問題をたっぷり盛り込んで。
私が一番心に響いたのは、障害者の真似をする。老人施設の同僚たちで、あのシーンのよくある現実味と小さな小さな残酷さが心に沁みました。
修羅雪姫様が坂本九は歌ってくれたりなかなか。
長澤ともみはいつ見ても大根、安田成美は綺麗すぎるし。役所広司にしろ美しい俳優をそのまま使うのではなくジャレットレト張りに化けてくれるような演技力やメイクが欲しかったなと。全くリアリティがなさすぎる。『怒り』の渡辺謙など少したるませたりかなり中年の海辺の街のおっさんだった。
そんなことはさておき、なかなか泣かせるいい映画でした。