こうし

すばらしき世界のこうしのレビュー・感想・評価

すばらしき世界(2021年製作の映画)
3.7
ついに見てしまった。
結論から言うとあんまり刺さらなかった。
期待値が上がりすぎてたのかも。

窓から始まり、台風の夜に格子柄のカーテンってそういうこと?って思わされたのは悲痛だった。からの空にタイトルはエグいなと思った。けど、薄味だった。

焼肉屋での長澤まさみのセリフがただ言ってるだけって感じがして、「このセリフがカギですよ」って押し付けられた気がして、そっからは普通の人がこの世界をどう見ているかの物語なのかな、と思いつつ観ていたのかも知れない。
長澤まさみさん、しっかりしてくださいよ。

仲野太賀の最後のセリフの困りますよ。だっけかな?は、こっちの世界で普通に生きることも悪くないでしょと生き様で見せて欲しかったのかななんて思ったり。
単純な「救いたい」という目的だけであそこまでお節介だし、無鉄砲な行動はできないと思うから、そこにはなんかあったはずで、、でも観ててそれはあんまりわからなかったなぁ。台本を読めばわかるのか?


作品全体だけど、ちょっとフォーカスする人間が多すぎた気がする。
個々として扱うと言うよりは、普通の人とまとめて描かれていたような気もして、なんだか。

空もカギなんだろうとは思ったけど、綺麗だったのでよかった。台風の前の空はあまりに説明的で悔しい。

嫌な同僚は、殴ってくれないと気が済まないくらいに腹立った。あんだけ我慢できるようになったのが急にも感じられた。

役所広司が徹底的に素直で可愛い人だったのに、あの「似てますね」は苦しかった。んだけども、パラレルワールドでボッコボコにするシーン無しで作った方が俺は納得感高かったかもかなぁ。なんて思ったり。
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