「キャット・バルー」をはじめ、おてんば娘が活躍する西部劇にハズレなし。本作はさらに機関車がもう一人のヒロイン扱いってところも楽しい。
期日内に鉄道を開通させるため、機関車を線路のない道で転がし、果ては山越えまでさせようとする保安官一行。 片やライバルとなる駅馬車会社は、開通させじと、無法者やインディアンを使ってあれやこれやと邪魔をする。
歌あり、踊りあり、追跡あり、ガンファイトあり、花火あり、爆発あり、お約束の列車アクションあり、恋の鞘当てあり、見せ場は盛りだくさん。ついでに無名時代のマリリン・モンローまで(でも、DVDのジャケットにするのは反則)。
現代からすれば、若干テンポや笑いやアクションがユルく感じられるが、展開がよく練られているので、リメイクしたら盛り上がるんじゃないかな。
特筆すべきはエンディング。子宝に恵まれ幸せいっぱいに見えるが、実は杖をついて足を引きずっているというブラックなオチ。この意味が分かるかどうかで評価が変わるはず。