SH

第七の封印のSHのレビュー・感想・評価

第七の封印(1956年製作の映画)
3.5
暗~いこの世の果てのような海岸。10年にわたる十字軍の遠征から帰ってきたアントニウスはお祈りをしているが、ふと見上げると黒装束の不気味な男が立ってこちらを見ている。

「誰だ お前は」
「死だ。ずっとお前の近くにいた。」
「知ってた」

海岸でチェスを始めるという不思議な光景。
アントニウスは失われた信仰を取り戻すため猶予がほしい。
チェスの勝負が決まるまでに猶予を得たアントニウスは妻の待つ居城へと歩みを進める。

失敗に終わった十字軍の遠征、ペストが蔓延し死体がそこらに横たわってる世界。荒廃する人々の精神。モノクロで提示されるこの世界観が良かった。当時の人は世界の終わりのように感じただろうな。
SH

SH