髙橋佑弥

静かなる男の髙橋佑弥のレビュー・感想・評価

静かなる男(1952年製作の映画)
5.0
格安DVD&配信の劣悪画質に怯んで手が出ず、恥ずかしながら今更の初見だが、本当に待ってよかった。全編バキバキな画面。ロングショットは特に完璧。映画史上最も美しい散歩から自転車の疾走へ。見てるだけで楽しすぎる。これでもかと溢れる多幸。"傑作"じゃ足りない。

あまりの濃度に、体感としてはさすがに早すぎるとも思いつつ、いやはや、とは言えそろそろ二時間経っていなくてはおかしいだろうというほどの充実感を噛み締めていると、そこはまだ丁度半分に差し掛かろうかというところでしかない…おそろしい映画。

2020/05/08
髙橋佑弥

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