Yutaka

ダーティハリーのYutakaのレビュー・感想・評価

ダーティハリー(1971年製作の映画)
4.2
その後のシリーズを観てないから分からないけど、シリーズになって陳腐化するには余りに勿体ないほど激シブで超カッコいい映画だった。悲劇という観点を抜きにすると、他のアメリカン・ニューシネマと比較しても今作は画的にかなり暗い。ほとんどを暗闇が支配していて、そこに僅かに見れる車体やイーストウッドの姿はフェティッシュここに極まれりという感じで興奮した。サンフランシスコのネオン街も良すぎる。やっぱりこの時代のアメリカ映画が途轍もなく好き。
派手なアクションというより地味で無骨なアクションが良くて、公衆電話間を走らされるイーストウッドはシュールで面白かった。ローアングルで撮るイーストウッドと44マグナムはあんなにも画になるんだな。そしてオープニングが死ぬ程カッコいいです。ブラックスプロイテーションっぽい。
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