気まぐれな子どもとそれに振り回される叔父さんとの日々を描いたモノクロ映画。
評価の高い映画なので期待してるところもあったけど、個人的な感想としては悪くはないけど良くもないといった感じ。自分もこの映画の主人公と同じように働きながら子育てをしているのだが、それが逆にワクワク感というか先が気になる感を失わせていた気がする。主人公の仕事はフレキシブルだし、子どもへの対応だけが悩みなので、仕事でストレス抱えながら子育てとかしている人に比べたらまだ厳しくはない環境なのかなと思った。あと主演2人の演技は自然でよかったけど、お母さん役の人がオーバー気味な演技でそこがちょっと気になった。
いいところを挙げると、モノクロにしたのは日常的なシーンも深みがある感じになっててよかったし、子どものインタビューはハッとさせられる言葉があったりしてよかった。子どもへのインタビューのシーンは台本ではなく実際にインタビューしたものを映しているので、ドキュメンタリーみたいな感じで子供達の生の声が聞けてよかった。あとはやっぱり主演2人の演技は自然でよかったね。
いいところもあったけど、評価の割には自分にはあまり響かなかった映画でした。