ぶちょおファンク

藁にもすがる獣たちのぶちょおファンクのネタバレレビュー・内容・結末

藁にもすがる獣たち(2018年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

序盤★2 中盤★3.5 終盤★3

見どころ
◯原作は日本の小説。
◯中盤から描かれる怒涛の展開に引き込まれた!

気になる点
●それぞれお金に困ってるのは理解できるが、どのくらいの金額かはほぼ出て来ない点で具体性がなく少し感情移入しづらい。


☆総評
3つのエピソードが同時間軸で進んでいるのかと思わせて実はかなり時間軸が異なり、中盤以降は鑑賞しながら頭の中で“整理”してパズルを完成させて行く楽しさがあり面白かった!

基本“因果応報”的な結果が伴う“呪われた大金”であり、
よしんば警察に届けずあの金を持ち逃げしたらそれなりの罰があるだろうから手放しで喜べるオチではないし、
最低でもあの人物が持ち逃げしても納得する“免罪符”でもあればよりスッキリするオチとなっただけにその辺の描写の弱さが惜しい。

原作者が小説を書き直したいくらい良い脚色が成された…と言わしめたのも頷ける良質なクライム・サスペンス!


2023年87本目(+短編12本)