玉造

エルヴィスの玉造のレビュー・感想・評価

エルヴィス(2022年製作の映画)
3.8
伝説の偉大なロックンローラー。
もちろん存在も知ってるし、名曲もある。その後のアーティストに多大な影響を与えた人物。エルヴィスという人を知りたかった。

1950〜70年代のアメリカ。人種差別が当たり前の様にあった時代。エルヴィスの黒人音楽のブルース、R&Bを融合させた音楽や踊りは斬新で画期的だった。保守派に猛反発されるが、彼の音楽は世界中に広がっていく。

エルヴィスを演じたオースティン·バトラー。ラミ·マレック同様、かなりトレーニングしたらしく、エルヴィスになりきっていた。莫大な富や名声を手にすると同じく、最愛の母の死、離婚、孤独と闘う人生。

この映画はエルヴィスのマネージャー、パーカー大佐も並行して描いていて、エルヴィスの才能と悪名高いパーカー大佐のマネジメントがなければ成功しなかったのでは。
過度なストレス、過密スケジュール、薬漬けの日々。もっと違う道があったのではないかと観ていて胸が痛んだ。
でもそれしか出来なかったのだろう。

Unchained Melody
薬か、摂食障害か、偏食のせいか。
太って浮腫んだエルヴィスが歌う。
あと数週間後の命とも知らずに。

エルヴィス·プレスリーの曲を聞き始めた。低音の甘い声。50年経つのに錆びることのない曲。
カバー曲だが、Suspicions minds
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玉造

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