hasomo

tick, tick...BOOM!:チック、チック…ブーン!のhasomoのレビュー・感想・評価

4.5
"アンドリュー・ガーフィールド"が大好きなので、Netflix加入後に早速鑑賞!

主演が"アンドリュー・ガーフィールド"...という理由だけで鑑賞に臨んだが、最高の作品だった!

ストーリーは、アメリカの作曲家"ジョナサン・ラーソン"が30歳目前にして、恋や友情の悩み、アーティストとして生きるプレッシャーなもに直面しながらも、革新的ミュージカルを上演させようとする姿が描かれている。

伝記物だと、リアリティがあり感心できる内容になっているが、退屈に感じることもあるが、この作品では伝記にミュージカルが掛け合わっているので、退屈を感じることなく鑑賞できた。

しかも、音楽では"ジョナサン"が感じる葛藤や悩み、喜びをメロディーでしっかりひょうげんされており、ジョナサンの心情をを理解することができた。

そして、脚本、演出、キャストなど、関係者全ての方が凄いことはわかっているが、"アンドリュー・ガーフィールド"の演技が素晴らしい。

『スパイダーマン』や『アンダー・ザ・シルバーレイク』などの過去作とは違った役であるが、アンドリューは仕草や表情を用いて、ジョナサンの心情をこれでもか!...と表現していた。

また、歌唱力がすごい!
アンドリューの歌声を聞くのは初めてだったが、本当に歌が上手く、アンドリュー×ミュージカルという新しい一面を見ることができた。

優しさのあるアンドリューの演技が好き、チック、チック...ブーン感じ前からアンドリューファンであったが、この作品で改めてアンドリューが好きであることを実感できた。

アンドリューの半生を描いた伝記作品であったが、"クリエイターに送るラブレター"のようにも思えた。

「このまま夢を追い続けるのか」「現実を見るべきなのか?」とクリエイターが強く感じる葛藤をジョナサンの心情と合わせて表現されている。
ジョナサンは、そんな悩みを抱えつつも、懸命に自分を奮い立たせ、曲を書き続ける。

その姿には、クリエイターとして生きていない自分にも響くものがあり、今後の人生観を見つめ直す機会を作るきっかけとなった。

アンドリュー・ガーフィールドが主演というだけで鑑賞したが、期待以上に最高の作品だった!
内容はもちろん、"アンドリュー"の演技と歌唱力も最高なので、本当に見て良かった!
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