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tick, tick...BOOM!:チック、チック…ブーン!のmoekoのレビュー・感想・評価

4.2
ミュージカルの超有名作品「RENT」の作曲家ジョナサン・ラーソンの自伝的映画。
RENTの制作について描かれていると思って見始めだけど、本作で描かれていたのは、まだRENTの制作にも着手していない無名なジョナサン・ラーソンの姿。でも、RENTの欠片の様なものが散りばめられていて、RENTは、紛れもなく彼の生活や心情から生まれた、彼にしか作れない唯一無二の作品だとわかりました。
本作は、彼の第1作目「スーパービア」の誕生ストーリーと、第2作目「tick, tick...BOOM!」の舞台が交互に映し出されながら展開されます。どちらもミュージカル満載。ミュージカルの作曲家の生涯を、ミュージカルで見せるなんて、最高ですね。ミュージカルへの愛がが感じられる気がして、そういう作品好きです。また、どの楽曲も素晴らしく、歌声も良くて、とても楽しかったです。久しぶりにバネッサ・ハジェンズの歌を聞けたのも良かったです。相変わらず、透き通った綺麗な歌声でした。
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