このレビューはネタバレを含みます
スーパーヒーロー映画が飽和状態に達している昨今ですが、『ブラックアダム』は既視感や食傷気味の気分を一蹴するような娯楽性の高い爽やかな作品でした。
ドウェイン・ジョンソンのアメコミ然とした肉体と存在の神々しさも世界観にぴったりハマっています。
「破壊の神」だったブラックアダムが「守護の神」として崩れた王座に腰掛ける姿には思わず鳥肌が立ちました。「崩れた王座」というのがシビれます。かっこいい。
70歳とは思えない色気を振り撒くピアース・ブロスナンもかっこよかった。
DCはマーベルに比べてアクションシーンの単調さがマイナス要素になりがちですが、グラフィカルなアクションシーンもなかなか見応えがありました。