李

バビロンの李のレビュー・感想・評価

バビロン(2021年製作の映画)
4.1
2回観に行った‼️💦🐘☔️💃🏼🎺


①2023/02/13
公開楽しみにしてた!2, 3月は観たい映画がたくさんで大変です。仕事帰りにレイトショーに赴いたところ、トーキー映画に切り替わったあたりから記憶が曖昧、、2hの映画だと思ってたけど、よくよく考えたら20:00上映開始で終わるの23:20ってめちゃめちゃ長かったわ、、ララランドと対極にいそうな激しい(汚い)映像と浴びるような音楽、画面からの熱量がかなり衝撃的で翌日頭をぐるぐるしてた。そう音楽の威力がとんでもなくて(ノリノリなリズムと楽器の演奏が素敵すぎる)翌日サントラ聴きすぎて既に飽きてきちゃった。音楽を手掛けたジャスティン・ハーウィッツ、チャゼル作品の音楽大体手掛けてるすごい方。


②2023/02/17
意識が途切れ途切れだったのがとても悔しかったので、再チャレンジ。どうしてもすべてを観た状態であのラストシーンを見たいと思って。といいつつ、それぞれの人生の終焉あたりで若干また意識が飛んでた💦私にしては大健闘したのでもう諦めます。

時代の流れ、技術の進歩、人々の嗜好の移り変わり、サイレント映画からトーキー映画に切り替わっていく激動の時代。今まで不必要だった「声」「セリフ」の存在に苦戦し、その波に乗れず去っていったスターたち。映画に生き映画に散った人生は切なくもあり、同時に美しくも見える。記者のエリノアが言っていたように、フィルム上に残ることで、自分が死んだあとの遥か先の未来でも自分の姿は生き続け触れられていく。そして、輝く時間が儚いものだったからこそ、その時間は尚輝いて見えるもの。きっと悪いことばかりじゃない。今私たちがこうやって今の映画の姿を楽しめているのもこの時代を経てだもんな、、現代でもコロナの存在で世の中の映画の鑑賞スタイルはかなり変わったし(最近はレンタルビデオ屋さんが心配…)、今後の映画界隈はどうなっていくんだろうとも思う。チャゼル監督の映画愛が終始感じられるからなのか、見終わったあと映画にもっともっとたくさん触れたくなる。雨に唄えばも久々に観たいなー音楽聴きすぎて飽きたって書いたけど、映画館でまた浴びれただけでもう1回観に行った価値は既にあるし、行きも帰りも結局サントラ聴いてた。作曲賞是非獲って欲しい!そして、この映画の雰囲気がかなり好きです、やっぱりラスト4分のシーンがめちゃめちゃとても良い。好きな登場人物は特にいなかったけど、マーゴット・ロビーの女優魂がすごすぎる。

「長く続く大きなものの一部になりたい」
李