てるる

13ゴーストのてるるのレビュー・感想・評価

13ゴースト(2001年製作の映画)
3.8
一時期A級とB級の境目をいくようなホラー映画を連発していたダークキャッスル製作の2作目。
今は亡き東京国際ファンタスティック映画祭で観て気に入り、劇場公開された時も観に行き、DVDまで買ってしまった映画。

リメイクらしいけどオリジナルは未見。幽霊を捕獲していた叔父から譲り受けた豪邸に閉じ込められた一家の話。
主人公はお父さんのトニー・シャループだけど地味中の地味。でも娘と息子を助けるために頑張る。そしてコメディリリーフの黒人ベビーシッターが意外と活躍する。
でもこの映画の裏の主人公はマシュー・リラード。霊感強いうえにサイコメトリー能力あり。だけど閉じ込めらてからずっと「頭痛いよー」「出たいよー」と涙目で情けないんだけど覚醒?後はやたらカッコいい。もう立ち方からして違う!
いるか分からないけどマシュー・リラードファン必見。

そして12のゴーストたちは正直ゴーストというよりモンスターチックなのでそんなに怖くない。
元々登場人物も少ないので死ぬ人も少なく、中には全然活躍しないゴーストがいるのがもったいない。キャラ的に面白そうな設定が色々あったらしいのでもっと色んな怖がらせ方をして欲しかった。
でも家のカラクリやギミックはおもちゃ箱みたいで楽しい。

最近は優秀なホラー映画が多いので諸手をあげてオススメは出来ないけど、たぶん好きな人はハマる映画。
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