オフビートすぎる元モテ男のロードムービー。
その名前があの稀代の女ったらしドン・ファンと似ていてかつ実際に女ったらしだったことからドンファン呼ばわりされてたけど、今はもうオッサン。
「あなた(父親)を探しに息子が旅立ちました」という謎の手紙からはじまるロードムービー。
年月って残酷だな。かつて女性にモテモテだったとは思えないあしらわれ方。おじさんの悲哀がビルマーレイの少しコミカルな演技でなぜかちょっと笑える。
全然違う子を息子と勘違いして変人扱いされたりしてるし。
オフビートかつ悲哀漂いまくりのなんとも枯れた感じが味がある。
あの光景は一体何を意味する?あの子は息子だったの?主人公はこの旅で得たものは?といろいろ考えながら見てた。
ラストシーンの表情がなんともいえない。
ビル・マーレイのいろんな魅力も楽しめる。