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キラーソファのblacknessfallのレビュー・感想・評価

キラーソファ(2019年製作の映画)
1.9
人間じゃない何かが人間襲う映画は好きなんで、これは劇場で観ようと思ってたけどコロナのリスク取って観るのも違うかなと思いスルーしてて、存在を忘れた頃にCSでやってくれたので鑑賞。

こういう日用品的な物質が人を襲う映画の楽しみ、てか、セールスポイントってこれがどうやって人を殺すのか?その殺り方だと思うんだよ。
それでどこまで驚かせてくれるかってこと。大林宣彦の"House ハウス"のピアノとかトビー・フーパーの"マングラー"のあれとか画的にあっと言わせるおもしろさがあったじゃん?
だからこのソファにもそういうの期待したんだけど、まったくパンチがなかったね、殺り方に、、笑
低予算の割には死人も多い方だと思うんだけど、こいつ、ソファのくせに知能犯で殺り方も豪快さがなく堅実なんだよな笑

こいつはジェイソンやフレディみたいに殺すことを楽しむスラッシャー・タイプじゃなくて、ある目的があってそのために人を殺す必要がある成果型なんで殺しに思い入れがないんだよ笑

で、何故ソファはせっせと堅実に人を殺るのか?この理由付けはけっこうちゃんとしてる。
終わってみればちゃんと腑に落ちる。

主役の会った男が高確率でストーカーになる魔性の女の家系に秘められた真実と殺人ソファの思いもよらぬ因果が!
魔性女の親友のおじいちゃん👴が殺人ソファの野望の気づき、それを食い止めようと魔術的捜査をする。このおじいちゃん、霊媒師の血を引いてるらしく、家系の誇りのためにがんばってる感じだった笑
さらに連続殺人事件として捜査してる刑事も犯人がソファだ気づき、これまたソファの凶行を止めようとソファと対決する。
そして最後は思わぬどんでん返しが待ってる!

読んででなんのことか分からないと思うけど、実際観ててもいまいちよく分からないんだよ笑

でも、魔性女の過去の因果、サイキックじいさん、この妙な人物設定にも必然性があったし、ソファの謎と有機的に結びついている。全ての謎が解けて映画は終るんだよ、おれの理解とは関係なく、、

ストーリーと1つ1つの設定はちゃんとしてるんだけど、それを整理しきれてないんだよな。
テンポ悪いし、編集も下手。何でそこでこの場面に飛ぶのかな?って首をかしげることが多かった。
そして何よりカメラワークが悪すぎる、、変に入り組んだ話を残念な画で見続けることがストレスになって、話が頭に入ってこないんだよ!
脚本だけ読んだ方が楽しめたかも笑

てか、こういう映画は設定なんておざなりでいいし、サラッと済まして、ガンガンおもしろいゴアとスプラッターを詰め込んでくれればいいんだよ!
わかってねえな😠💨
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