吉田ジャスティスカツヲ

ブレイブ 群青戦記の吉田ジャスティスカツヲのレビュー・感想・評価

ブレイブ 群青戦記(2021年製作の映画)
3.9
あれ⁉️ポスターや予告編から受けた印象よりも、かなり重たくハードな作品ですな😨

また異世界転生モノかよハイハイ👏で収めないで‼️
戦国時代に高校校舎ごとタイムスリップしたらば【目の前でクラスメイトがガチで暴行され惨殺される】凄惨な光景…
死がすぐ隣り合わせである状況を、始めにしっかり観せることで生まれる、全編通しての心配。

当たりハズレが本当に大きな本広克行監督作ではありますが、野武士たちが高校生に襲い掛かるヴァイオレンスな序盤から、殺伐とした空気感が突き刺さるなど、しっかり【本気度】が伝わってきます。


私がタイトルを付けるなら『戦国自衛隊2021』にします、主演が主演だから。
意外にも単独主演としてはこれが初めてとなる、新田真剣佑くんのポテンシャルをしっかりと確信できる娯楽作品。
演技、アクション共に高いレベルのものを維持し続け、作品を牽引しています。
また鈴木仁演じるボクシング部員や福山翔大演じる空手部員ら、それぞれのキャラが得意なスポーツと頭脳を武器に戦う姿は清々しさもありますよね🤔
ブッチャケた言いかたにはなってしまいますが『漂流教室』×『バトルロワイアル』というべき残酷な青春映画としても楽しみことができましょう。

観る前は、またも邦画の格好悪いタイトルの付けかたなんだろうなと感じた"ブレイブ"も、ちゃんと意味はありましたので👍


減点要素としましては(オマエそんなことを言うなよと思わないで)…
ズバリ、とても高校生には見えないキャラクターたちが約半数😩
あるいは、もう高校生役を貰えるのは、これで最後であろう方々がもう半数😰


まぁでも私が考えるに、本広監督のなかでは『交渉人:真下正義』くらいには出来がよい作品になったのではと思います。