愛菜ちゃんが演じた等身大の中学生が素晴らしい!圧倒的な演技力と存在感が光る作品。
中学3年生のちひろが抱える問題は難しい。
赤ちゃんの頃、水を変えて良くなった体は幸せと不幸せのどちらなのか。
家族がバラバラになったり、財を失ってまでする信仰とはなにか。
宗教に限らず、苦しいときに助けてくれた存在を遠ざけるのはそう簡単ではないよなあ。
だから決心をした姉と、夜中のキッチンで話すシーンがとにかく切なかった。
今まで当たり前だと思ってたことが、そうではない気付いたとき世界はまたひとつ広がっていく。
彼女の成長とともに、この家族もまた再生できたらいいな。