実話を忠実に再現した作品
1975年の独裁政権下のウルグアイ。
学生運動に参加した者への仕打ちとその後の学生たちが起こした行動を描いている。
誘拐同然で検挙され拷問や性的暴行が繰り返される。
明るいイメージのラテンの国でこんな事が起きていたなんて
音楽をかけ行為に及ぶ
その後は長い収容所生活。
中には首を吊ってしまう人もいた。
軍の人間の嫌らしさ
息子を産んだ学生に「息子の前でやってやる」
この中身の少ないマヨネーズの容器みたいな顔をした男が最低すぎる。
収容所を出ても美人につきまとい、「俺が相手をしてやる」もはやコイツの趣味なんじゃないかと思った。
軍による少年への虐待動画をきっかけに高齢になってから力を合わせて裁判を起し戦っていく正義感。
繰り返してはいけない事実を知ってもらうために。
法定での成長した息子の表情が印象的だった。
この作品では描かれていないが192人の失踪者は依然として行方がわかっていない。
この人達の告発がなければ、この事実は歴史の闇に埋もれたままだったかもしれない。