RuiAuden

セイント・モード/狂信のRuiAudenのレビュー・感想・評価

セイント・モード/狂信(2019年製作の映画)
4.5
まるでクラシックホラーのような、上品で洗練されたルック。そして夜の街に響くストリートミュージシャンのドラムのリズムと、狂気を加速させる主人公のモノローグに彷彿とさせる『タクシードライバー』の匂い!もしくは『魂のゆくえ』にホラーを増し増ししたようなポール・シュレイダーの香り。クラシカルな雰囲気にそぐわないスマホの操作音に感じる歪な違和感。いかにもA24な雰囲気漂う「オサレ」度が若干鼻につかないでもないが、傑作であることに違いはない。
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