ヤマ

さよならテレビのヤマのレビュー・感想・評価

さよならテレビ(2019年製作の映画)
3.0
少なくとも王様の地位は追われている。
番組制作の内側を見せられても特段の驚きはなく、さもありなんと思うばかり。いわゆるテレビが提示できる最大公約数的な価値観はもう時代遅れに。作品内でも終焉を迎えつつある空気を感じてしまうのは演出だろうか。
権力の監視という報道の理念を見失ない、視聴率狙いと広告収入に頼るしかないなら、さよならも必然。
桜の取材場面で興味を示してきた子どもが、テレビにとっての希望の徴だと思いたい。
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