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ブレスレスのnanaのレビュー・感想・評価

ブレスレス(2019年製作の映画)
3.5

もっと変なストーリーかと思ったら面白かった。

強い、怖い、繊細。
聖母マリアか

S女に嵌るシングルファザーのユハ。
妻を失った悲しみと娘の反抗期。
SMクラブで出会った嬢の深みにはまる。
エスカレートする行為に怖い思いをしているのはモナの方では?

苦しい、痛い、それが快感。
蔑まれ日常に支障をきたすプレイにも応じるユハ。
いや、求める。

これって行き過ぎたら応じるほうが辛くなりそう…と思いきや、やはりモナは本物だ。
愛情が2人の距離を変えて行く描写は純愛。
危うい恋愛、何もかもが。

モナの衣装がとても似合っていて儚さがせつない。
このストーリーのような、すぐにでも崩れて無くなってしまいそうな佇まいと表情が良かった。
ユハのいかにもいそうな平凡なエリートの容姿がリアリティ。






〜〜〜高嶋政宏さん登壇〜〜〜

「変態紳士」著者の高嶋政宏さん。

これぞ純愛映画!
これぞフェティッシュ!
強引だけど緻密に重ねられている作品。
(自分は)首輪は興奮しないな〜(笑)
M女は誤解されやすいけどプライドは高い、相手を選べるのが最大の強み
歌舞伎町でも真のパートナーと出会えるかどうか


女装の司会さん
密な映画
SMクラブではM男が犬と呼ばれる。
ゲイは二丁目
女装バーは三丁目
写実のようなシュールリアリズム


歌舞伎町でマイサランラップを持つ男、聖域と言われ胸が熱くなり涙が溢れた高嶋さん。
侮辱されるのが大好きだそうです。
タブーなお話しいろいろ。
ここでは書けません😌

本当に好きな事を話すトークは嬉しそうでした。
コロナで歌舞伎町に行けない中、この映画に高嶋さんは救われたそう。
変態を語る高嶋さんはとても楽しそうだった。
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