サマータイムブルース

ひとくずのサマータイムブルースのレビュー・感想・評価

ひとくず(2019年製作の映画)
3.8
以前観たけどレビューできてなかったシリーズ!!
あちゃんのレビューに刺激されて鑑賞しました

劇団10ANTS(テンアンツ)代表の上西雄大さんが、プロデユーサー、脚本、監督、編集、主演の1人5役をこなしています

もし、50年前の映画だったら、高倉健さんに演じてもらいたい

「アイス食べれば、嫌なこととか、思い出したくないこととか、なんでも忘れられるんだから」

いわゆる、児童虐待、育児放棄を扱った映画です
出て来る大人はクズばかり

簡単なあらすじ

シングルマザーの母親が娘を部屋に閉じ込めて、男と旅行に出掛けててしまいます
電気もガスも止められて、ゴミ屋敷と化したアパートに1人置き去りにされた鞠ちゃん(小南希良梨ちゃん)
そこにたまたま窃盗を繰り返す悪党、カネマサ(上西雄大さん)が空き巣に入ります
そこで鞠ちゃんと遭遇したカネマサは、状況を理解し、ジュースやお菓子を買って与えます
カネマサ自身も子供の頃、親から虐待を受けた暗い過去があったのです

そこに鞠ちゃんの母親と男が帰って来て、3人は小競り合いになります
カネマサは男を刺し殺し、母親と鞠ちゃんを連れて逃走します
初めはいがみ合っていたカネマサと母親でしたが、次第に3人に本当の家族のような小さな絆が芽生えてきて・・・

もうね、悲しい結末しか想像できなくて、観ていてどんどん気持ちが暗くなって、苦しくなってきます(涙)

毎日のように流れる虐待や暴力、ネグレクトのニュースを見るたびに悲しい気持ちになります
虐待は親から子へ、またさらにその子供へと負の連鎖を続けていきます
もっと、根本的に、国民みんなが裕福になって、みんなが幸せを感じる国にしないとなくならいんじゃないの?
ねえ、岸田さん!!

あと、そもそも病気の方は治療するシステムが必要だと思います

エンドロール後、ホッと救われたのも束の間、謎のおばあちゃんドォーーーーン!!
あのおばあちゃんいらんだろ、あそこで一気にテンション下がりました
スコアはそこで0.2減点して、3.8にしておきます(←何様!?)

熱っっつ(;´д`)!!
そうだ、アイス買ってこよ♡