Nちゃん

プロミシング・ヤング・ウーマンのNちゃんのレビュー・感想・評価

4.3
ごく平凡な生活を送っているかに見える女性キャシー。
実はとてつもなく切れ者でクレバーな彼女には、周囲の知らないもうひとつの顔があり、夜ごと外出する謎めいた行動の裏にはある目的があった。
明るい未来を約束された若い女性(=プロミシング・ヤング・ウーマン)だと誰もが信じていた主人公キャシーが、学生時代に親友がレイプされ死亡した事件によって約束された未来をふいに奪われたことから、復讐を企てる姿を描く。


まじで脚本が最っ高に面白い作品!!!
親友ニーナが亡くなった事への復讐に生きているキャシーに恋人ができ、ニーナの母親からも前を向いて生きろと言われ、復讐から足を洗ったキャシーだったが、復讐をした相手(学生時代の友達)からニーナのレイプ動画が残っていたと持ってきたことから再び復讐を始める。しかも一番の悪に。
そこで「「えっ!まさかの展開」」になって、復讐もここで打ち切り!?復讐できなくない!?元カレも警察に嘘つくの!?結局過去の事件から自分守りたいだけ!?元カレも最悪のやつだな!?って思っていた矢先にこの作品中最大級の復讐を大元の元凶に喰らわせたキャシーさすが切れ者だなって感じ!
圧巻の復讐劇に心もスッキリ!
きっとキャシーは自分が殺られることをも想定していたかのような作戦ぶりだった。
みんながみんなを殺すわけでもなくて、ただ嫌な思いをさせるとか不安な気持ちを体験させるとか、また事件について自らを責めている人には許しを与えたりと、物事の善し悪しをしっかり見極められるキャシーが善い人だなと思った。
Nちゃん

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