Sachika

映画 えんとつ町のプペルのSachikaのレビュー・感想・評価

映画 えんとつ町のプペル(2020年製作の映画)
3.7
高い煙突からのびた 厚い煙が空を覆い、人が空を見上げる事をやめた町。
唯一キラキラ輝くのは、父の話した 雲の先の星の話を信じるルビッチの瞳と、ハロウィンの日にやってきた、ゴミ人間プペルとの友情だった。
友情や愛情、他にも目に見えない物はたくさんある。
その見えない「何か」の大切さに気づかせてくれる作品。

もともとキングコング西野さんの絵本が原作という事で、まるで絵本の様な背景の作画が、本当に綺麗!
この細かさは大きい画面で見る価値があるかなあ。
キャラクターはそれと反してCG感が最初は気になったけど、キャラクターが愛おしくなってくるにつれて、気にならなくなりました。

絵本も読んだことがあって、原作から膨らますにあたり、設定やエンディングが違うなあって部分も多々あるけど、個人的にはどちらの終わり方も良いと思います。
応援してくれる人がいる、支えてくれる人がいるから、今日も下を見ないで空だけ見上げて、頑張ろう!と思える作品。

あと音楽もとてもキャッチーで耳に残る。
作画と音楽がよい作品は好き。
今回はプロの声優さんではない方が声を当ててだけど、どの方の声も良かったなあ。
特にアントニオ役の伊藤沙莉さんのハスキーボイスがとてもいい!
地味に藤森慎吾さんのスコップもすき。

ぴあ、Filmarks 試写会にて
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