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ほんとうのピノッキオのpenguinwhipperのレビュー・感想・評価

ほんとうのピノッキオ(2019年製作の映画)
4.8
本当にマッテオガローネ監督の作品はどれも自分の┣¨ストライクなんだけど、本作もジワっと自分の心に沁みてきた。不条理の中に真実の理を潜ませる感じや子供や大人のズルさとピュアさを丁寧に描いている。こんなに残酷で美しい映画、他にあるだろうか。大好き!

ガローネ監督の作品には必ず毒が仕込んであって、観るものに『なにが正しいのか判断出来るのか?』って突きつけられてる気がする。貧困やウソが蔓延る中にキラリと光る真実に辿り着けるか?って問われてる感じが好き。このピノッキオにもそれが盛り込んであった。
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