30歳になった学生時代から仲のよい幼なじみ男女3人。それぞれの複雑な思いが交錯していく人間ドラマ
とってつけたようなストーリー展開と脚本。情景描写も散漫で、物語の背景を含めすべてが拙劣。終始退屈でイライラしながらの鑑賞。
結局は、主人公の口下手で感情表現が下手なことに起因してすれ違いが生じ悲劇的なことになってしまうというお話。ラストで友達の助けもあって主人公が起こした行動には救いがあった。
が、鑑賞後よくよく考えると、主人公の口下手で本心を伝えることが苦手なところは自分もほとんど同じではないか。まったくもって主人公の気持ちが分かるような気がする。
口に出さないと相手には伝わらない。
91分のこの映画、個人的にはつまらなかったが、そんなことを再認識させてくれたことだけでも見て損はなかったと思うことにした。